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2004年11月6日(土)−11月28日(日) 
10:00〜16:00 最終日は15:00まで


香川の土だけで造った穴窯で、香川の土と薪だけで10日間焼きました。
毎日の生活の中に古代の人たちの知恵を取り戻せたら、
自然とスローライフになるでしょう。

11月 秋山 陣
■ 秋山 陣 略歴 ■
1973 香川県丸亀市生まれ
1994 備前市に移住して備前焼修行
1996 焼締陶を始める

2001

手作りの作業場、穴窯完成
  個展 数回
 
 
人間が『もの』を創る行為とは、食や性にならぶ本能に依って沸き起こってくるものだと思います。しかし、今の社会では機会やコンピューターを使わず、自らの肉体と五感だけを駆使して、何かを成し遂げるという事は余りありません。
感覚と肉体の鈍った僕のような現代人でも、ツルハシとそこらの泥で穴窯を造り、木槌で土を砕き、手で練り、斧で木を割り、薪のみで窯を焚くというプロセスを踏む事により、精神的にも肉体的にもハイになります。しかし古代の人間にとってはそれが当たり前のことかもしれません。
そして、「イイ作品を創ろう」などと思わなくとも、そのような過程の中からこそ、僕なんかには想像もつかないような『もの』が生まれてくるのだと信じています。
                       秋山陣



古代焼締(こだいやきしめ)

備前焼、信楽焼などのように、釉薬をかけずに薪だけで焼いた陶器を焼締といいます。僕の仕事は縄文式土器(野焼き)より後の『窯』が出来た頃の原始の焼締を目指しています。
窯は斜面に7メートルあり、細長い洞窟のようです。土は香川県綾南町の陶、薪は雑木などなんでも使います。最高温度は1200℃を超え、十日間焼き続けます。焚き方は還元焼成(煙りがもくもく出る)のため落ち着いた色になります。
須恵器がそうであるように…

秋山陣

今後の企画予定
2004年12月 らんぷ展



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