僕が、イタリアで作品制作を始めて3年が過ぎようとしていますが日本から出て作品を制作していて、強く感じる事は、自分が日本人である事。日本の文化や芸術の、素晴らしい部分や足りない部分、東洋と西洋の違い等である。 そんな中で僕が思う事は、美術作品は、人種や国境を超え評価されるし、又、素晴らしい美術作品は、人々の心を揺さぶる事。そして、僕も少しでも人の心を揺さぶる作品を制作したと思っている。 今回、屋島という素晴らしいロケーションで個展が出来る事がとても楽しみであるが、この素晴らしい場所同様に、作品を鑑賞してくれた人々が、心を揺さぶられる様な展覧会になればと思っています。
2007年9月 櫻井 伸也
平成17